
JAFTA BLOG
2025.5.7
第39回春の研修会と前日実技セミナーを開催しました
4月13日、JAFTAの総会・春の研修会を開催しました。
前回に引き続き、前日12日は実技セミナーを開催。多くの方にご参加いただきました。
内容を報告いたします。
4月12日(土)研修会前日実技セミナー
「デモンストレーション・相モデルによる実技、質疑応答」
バン産商株式会社様の3階セミナールームにて、本場ドイツの設備、機器、器具を使って、基本的な爪のケア、胼胝・鶏眼のケアを、私と山本蘭佳理事(フットケアサロンランカ)でデモンストレーションをして、その後参加者が相モデルで実技。事前にたくさんのご質問をいただき、医療面・サロン面から回答し、使用する器具なども細かく説明ました。
参加者は会員・非会員で11名参加。
現場で使える技術を学びたい方が多いことがわかりました。
4月13日(日)総会・第39回春の研修会
テーマ「足元の他業種連携」
各分野の専門の4人の先生方、企業3社様にご講演をいただいました。
講演1:「足の血流障害にいついて」
下北沢病院 看護師の五升田香織先生
「足の血流障害を放置すると壊疽や切断に至る可能性がある」、「早期発見と適切ケアが患者のQOL向上につながる」の2つの観点から、血流障害について、予防と早期発見、病院で実施している看護ケアのお話をしていただきました。
私たち足をケアする施術者は、「異常に気づくこと」がとても大切です。
五升田先生に動脈の触知の方法や観察方法などをご指導いただき、医療との連携の必要性を感じました。
講演2:「上級シューフィッターから学ぶ小児・スポーツ・コンフォート・いろいろな靴の課題」
西濱有美先生(ヨネックス)
色々な靴の課題はありますが、西濱先生より靴の特徴、機能、選び方や注意点などをご講演いただきました。
大切なことを教えていただきました。
1:靴は目的・年齢によって選ぶ
2:靴と足をきちんとフィットさせる
3:靴を正しく履く
「虫歯になると歯が痛くなるということは誰でも知っていることですが、靴が合ってないと足が痛くなることはまだまだ浸透していない。いろんな靴の課題について正しい知識と、正しい情報発信が大切であり、他業種との連携も必要。」
「靴に困った時はシューフィッターを活用して欲しい」とお話しされていました。
講演3:「足のトラブル改善に向けたリハビリ指導」
遠山友章先生(動きのコツ研究所リハビリセンター)
タコや魚の目のケアをしても、繰り返し同じところにできるその原因は?「歩き方にあるかもしれません。」と言われ、動きのメカニズム「偏った立ち方、偏ったあるき方」に対して、実体験として遠山先生のご指導のもと足裏の感覚を参加者の方に体験していただき、その癖を治す習慣をご指導いただきました。
運動のメカニズムは脳から指令が出ています。その脳の指令を意識を変えることで、習慣化することができ、偏った立ち方、偏った歩き方が変わるそうです。
実際自分の足裏の感覚も少し偏った部分もあり、少しずつですが、改善したいと思いました。
講演4:「靴下の深い世界を学ぶ」
猪瀬多恵子先生(靴下ソムリエ・義肢装具士)
なかなか聞くことのできない靴下の歴史や素材、製造工程、靴下選びのポイントや、靴下の機能などについて詳しくお話しいただきました。
「靴下ソムリエ」という存在はあまり知られてなく、靴下もまだまだ1つのファッションアイテムとして捉えられがちです。今回靴下についてとても細かく、とても興味深いお話をいただき、靴下の大切さを知ることができました。
靴下も靴と同じで適切なサイズ、足にあった靴下を履かないといけません。
足にあった靴下選び、履き方は大事ですね。
企業PRセッション
昨年九州の研修会でもご協賛いただきました、株式会社ライオン様より「足ブラシ」のお話。足ブラシの特徴、仕入れ方法などをご説明いただきました。現在足ブラシに使えるソープを開発中だそうで、泡にも色々こだわりがありそれにより効果が変わることも知ることができました。ソープの販売も楽しみです。
フィギャースケートのノウハウで「100歳まで表彰台を目指す歩行未病」と題して、スケイトインソール株式会社様より商品や計測のご紹介をいただきました。2020年より高齢者施設でノウハウを導入することで、高齢者の行動が変わったことや、百貨店でのイベントでのAIによる歩行分析の紹介などもいただきました。
1:体重を足裏全体でコントロール
2:足裏のアーチが正常(インソールはなくてはならないもの)
3:母趾で地面を押す(母趾で地面を押すことで、体のバランスが良くなる)
フスフレーゲにも大切な部分で、母趾できちんと蹴り上げてないと外反母趾、巻き爪になるなど大切なことを3つ教えていただきました。
スケーターゲイリーさんのパフォーマンスもあり、楽しい企業PRでした。
バン産商株式会社様より3T0社の接着タイプの巻き爪ケア用品のご紹介をいただきました。ドイツフットケアに関する機材、商材などの展示もしていただきました。
3TO社の巻爪ケア用品は、昨年九州の前日実技セミナーでも参加者の方に実体験をしていただきました。接着が簡単で効果がありますので、現場でもご利用いただければと思います。
6月末までですが、3TO社の各種コンプリートセットはキャンペーン開催中です。
このように足を守るためには多くの業種の方の連携が必要です。
これからの研修会でもいろんな企画をしていきたいと思いますので、ご意見などいただければと思います。
秋の研修会は大阪府豊中市にある足の神様「服部天神宮」にて、11月開催予定です。
まだ決まっておりませんが、前日もセミナーを開催できればと思います。
次回秋と来年春の研修会は2回連続で、爪やタコ・魚の目に関しての症例検討会を企画中です。
詳細が決まり次第またご案内させていただきます。
投稿が大変遅くなりましたが、春の研修会、前日実技セミナーのご報告でした。
研修会副委員長
快適な靴と足 WOHLTAT
藤井 恵
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